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6月2日

我が家には、チョモランマという名前をつけたオス猫がいます。
母猫がノラだったようで、保護した時の人間への不信感はすさまじいものでした。
片手で持てるほど小さい月齢の猫はとても可愛いはずなのですが、彼は違っていました。
抱こうとして手を伸ばすと全身の毛を逆立てて、バァッと怒声を発すので恐くて触る事もできません。
おしりのしつけも母猫からしてもらってないので、部屋の中のあちこちを汚され、えさも目の前では食べてくれず見ていないときに食べるのです。
仕方がないので段ボールの中でしばらく生活をしてもらい、あちこち汚すと自分が気持悪いのだとわかってもらい、
少しずつ箱を大きくして最後は押し入れの下の段で生活をしてもらってトイレという物をおぼえさせました。
そして少しずつ家族になついて、人間と一緒のふとんで眠るくらいになりましたので、新聞に掲載して養子に出しましたが、
そのお宅の洗濯機の下から24時間たっても出てこず、夜中にトイレを一度使っただけでエサも食べないので、なつかせる自信がないからと言われて返されてしまいました。
でも手離しておきながら手をかけた分とても淋しかったので、戻ってきて私も娘たちも大喜びで、それ以来我が家の一員です。
とても臆病で神経質な性格ですが、いろいろなものを怖がったりする彼がまたとても可愛いのです。
玄関のチャイムが鳴ると隠れてしまうほどで、いまでも家族以外の人間は苦手です。
そのチョモランマ君が、5日くらい前から太ももの付け根あたりをなめ過ぎて毛がはげてしまい、皮もむけてしまう程になってしまいました。
強いストレスがあったようで、薬を飲ませる事になりました。
母猫がノラだった事で彼の潜在意識には、人間に心を開いて生活するのが、難しい気持が残っているようです。
盲導犬になるレトリバーは子犬の時に、ボランティアの家庭でとても愛情を受けて育ちます。
そして人間に対して信頼感の持てる犬に育つのです。
犬や猫でも、そうなのですから、人間も同じなのです。
幼いころに感じた事、思ったことが、その人の人生を大きく左右する事になります。
それがその人の性格を決めていると言えるかもしれないくらい大事なことなのです。
それは観念や価値観となってその人を縛ります。本来のその人らしさを変えてしまうことにもなります。
でも、幸い犬や猫と違って、知る事で変えていけるし、本来の自分を取り戻して幸せになると決めて潜在意識のありがたくない観念や価値観を、
はずす取り組みをすれば人生は好転していくのです。

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